-尊厳がなくても、私だけは愛してあげる。- 特に何の取り柄もない大学生、如月ヒロシは 図書館でよく会う同級生の西城桃子に密かに恋をしていました。 良くも悪くも「普通」であることをコンプレックスに感じるヒロシは、 お金持ちの令嬢である桃子に恋をすることを引け目に感じ、気持ちに蓋をしていました そんなある日、桃子から自宅で読書をしながらお茶をしようと誘われます。 そこでヒロシのとある秘密がバレたのをきっかけに、桃子の態度が豹変します。 「これって運命よね?」 歯の浮くような言葉でも、そんな言葉をかけてもらった ...