(シリーズ5話目) 美濃より使者として登城した明智光秀は、数年ぶりに会う濃姫より、 実家の期待に沿えず子が授からぬのは、信長が翔和という小姓に入 れあげているせいだと、憤懣をぶつけられる。 光秀の小姓・次郎丸はそれを聞き、栄達の為、翔和を陥れる計画を 練る。 それは、父・斎藤道三より、娘・濃姫に贈った櫛を、翔和が盗んだ と嫌疑をかけるものであった。 そして、火偽証にて無実を晴らすよう仕組み、翔和が城より追放さ れるように画策する。 翔和を初めて見た時、美貌の忍びに興味を惹かれ、手練れに違いないと、 拘束し ...