田舎の平民の出だった僕が王国騎士団で活動を始めてからもう二年になる 僕が騎士団に入団したのは幼馴染の少女、アイナによるところが大きい アイナは僕より一つ年上の幼馴染で、よく一緒に剣の修行をしていた 彼女の剣の腕前はすさまじく強く、僕はそんな彼女の強さに憧れ、恋心を抱いた 彼女の事はずっと好きだったけど、告白するのはもっと強くなってからだと心に決めていた いつも剣では手も足も出ない僕だったが、いつかは見返せる位強くなって 彼女のピンチに駆けつけ、守ってあげられる様になりたいと思っていた 王国騎士団の団員とな ...