この作品は【人造性メイ体 -ホムンクルス- Vol.1】の続きになります。 廃棄されていたホムンクルスは、自分を拾ってくれた錬金術師の蒼矢から魔力を供給してもらいながら、日々を過ごしていた。 この日はそう、ドアの開く音を聞き、急いで玄関に向かうホムンクルスのメイ、すると玄関に立っていたのはげんなりとした表情の蒼矢だった。 何があったのかと聞くと、父の仕事の引継ぎとして日の当たる場所では消して遭遇することのない錬金術師たちへの挨拶で、どっと疲れたというのだ。 「あいつらの茶目っ気は常軌を逸してる」今日起きた ...