夏のある日。 ドタドタとやまかしく帰ってきた兄に無理やり連れ出された「ぼく」。 向かった先は村外れの山にある古びた神社で、そこには兄の友達もいた。 ーーどうせ、ぼくを肝試しの餌食にでもするんだろう。 そんなことを考えながら社殿の扉を開けると、 中には手を縛られ目隠しをされた女の子の姿が。 あっけにとられるぼく。 よく見ると、それは同じクラスの風紀委員??櫻木はるかだった。 何の恨みがあるのだろうか、兄たちは彼女に「イタズラ」を始める。 そしてぼくもその「イタズラ」に参加させられることになり……。 ---- ...