娼館の娼婦たちに精神操作魔法をかけることが許されている世界。 しかし、悪用を禁じるために一つの店につき1パターンの暗示をかけることしか認められていなかった。娼館はその制約を逆にその店の特色として、他の店との差別化をはかり、より人気になる暗示はなにかと頭を悩ませるのだった。 ある店は、客のことを最愛の彼氏だと思い込み、終わればすぐに忘れ去ってしまう一夜の恋人を。 また別の店は、先生と生徒の関係のいけない授業を。 変な店は、お客のことを見えない気づけない疑似透明人間体験を。 そしてその店では、娼婦にメイドの格 ...