いつも通りの朝。いつも通りの通勤電車。 今日もいつも通りの1日が始まる…そう思っていた。 「…今日は寝坊でもしちゃったのかしら…?」 混雑する車内でふいに話しかけてきた背の高い女性。 自分のことをよく見かけるのでつい声をかけてしまったと言う。 整った顔立ちを崩さずに微笑む柔らかな表情。 髪型のせいで片目しか見えないが、その瞳はエメラルドのようだった。 そしてフォーマルなはずのジャケットが扇情的に見えてしまうほどのボディライン… 心がザワついてしまうようなこんな美女が何故自分に…そう思わずにはいられなかった ...