少子化が深刻化した20XX年。 出生率の大幅な偏りにより、男性の希少価値が飛躍的に高まった…はずだった。 しかし、なぜか彼女ができない飯守裕介は、ある日、密かに想いを寄せていた同級生・安達柚月に振られ、しかもクラス中に‘童貞’を晒され笑いものに。 そんな彼の前に現れたのは、政府の新制度「童貞卒業認定試験」の執行官・黛葉月。 国家資格として‘童貞卒業’を支援する新制度の存在を知り、裕介の人生が大きく動き出す――。 提示されたデバイス「C-13」が起動すれば、そこはもう実地訓練の場。 目の前の彼女が教官となり ...