これは恋心かそれとも… 何事も起こらない毎日 そんなある日僕の唯一の友人が同人誌即売会に行こうと提案してきた 「何かが変われば」 そんな思いを胸に会場に向かう 会場に着くと隣にはいかにもサークル参加ベテランのイラストレーターと華奢な女の子 どうやらここでコスプレをしながら売り子をするらしい 彼女は明らかに普段大学で目にする女の子とレベルが違った 自分とは違う世界に生きている人間を見て萎縮していると、なぜか彼女が積極的に話しかけてくる 僕が衣装を褒めれば笑って感謝してくれた たわいもない話をずっと聞いてくれ ...