とある地方の山奥にある寺院、満言宗珍宝寺(まんごんしゅう ちんぽうじ)。 そこで住職を務めているのは年増の尼僧だった。 その尼僧、淫熟院悦蝶(いんじゅくいん えっちょう)にはとある秘密があった。 彼女はかつてメディアで母子相姦の専門家を騙り猥褻な言動を繰り返し、公然わいせつ罪で逮捕されて世間を騒がせた過去を持っていたのだ。 可愛がっていた息子とも別れ世間から隠れるように逃げ込んだ寺で出家し第二の人生を歩む彼女の元にある日一人の訪問者が訪れる。 その若い男との会話は徐々に悦蝶が封じ込めたはずの淫らな欲望に火 ...