九十九無村。 人知れず隔絶された山奥の森の中にその村はあった。 村では毎年、今の時期になるとある秘祭が行われていた。 秘祭、それは選ばれた村の娘達が巫女となり村外不出の儀式を行うのだ。 この儀式を行わないと山中の奥にあるといわれる冥界の門が開き大きな災厄が起こりこの世が滅びるとされる。 主人公はそんな噂のある場所に訪れた。 主人公が持つカメラは霊射機と呼ばれる。 霊射機は霊の姿を映して除霊を行ったり霊の生前の最後の状況をフィルムに残すことで知ることが出来る。 主人公はこの力を使って退霊師として活動していた ...