「せーんぱい…、今日うちに来てくれませんか…?」 キーンコーンカーンコーン…。かったるい授業が終わり、待ちに待った昼休憩を告げるチャイムが鳴る。 (はあ、今日は天気もいいし…、いつもの屋上で飯でも食うかな…) クシャリとコンビニ袋を持ち上げ、席を立とうとすると、ガララと勢いよく教室の扉があく。 「せんぱーい!よかった見つけた!」 教室の扉から、勢いよく顔を出したのは、なぜか最近なつかれてしまった、後輩だった。 飯でも食いながら話を聞こうと誘うと、後輩は目をキラキラさせながら、屋上まで可愛い弁当をもってつい ...