◇あらすじ 「ほら、たっくん。忘れ物はない? ハンカチとティッシュは持った? 鉛筆はしっかりと削ってあるかしら? ああ、心配だわぁ……」 これは、何時もの朝の一幕。 出かけようとするボクを引き留め、あれこれとチェックしてくる……そう、ボクのママは超が付くほどの過保護だ。 そんな、ある日。 平々凡々な(とは言ってもママ塗れの)生活を送っていたボクに、衝撃的な出来事が巻き起こった――。 「拓馬くん……好きです! あたしと……付き合って下さいっ!」 何とボクは、告白されたのだ。 そして――特に断る理由もなく、そ ...