◇あらすじ 俺は、何か香ばしい香りで目を覚ました。 上京して以来ひとり暮らしで彼女もいない。 しかも現在素っ裸。 がんがんと頭が痛む。 (俺……何かやっちゃったのか……?) そして恐る恐る台所の方を見ると――裸エプロンの全く見覚えのない女性が、鼻歌交じりで料理をしている。 「あ、起きた? もう少しでできるから、待ってて?」 昨日までは、他大学の空手部との合同合宿だった。 それが終わって打ち上げの飲み会があったことまでは覚えている。 ぼんやりした記憶を辿りつつ他大学の『ドSマングース』と呼ばれる 女性の先輩 ...