とある広大な森林地帯に長大な大河があった。 この大河を隔たり2つの種族が文化を形成していた。 一方に住まう人間は森の精霊を信仰する原始的な生活を営んでいた。 時折産まれる「アルビノ」の子○は精霊に愛された子とされ、豊作や豊漁の儀式の際に肉体の一部を供物とされていた。 アルビノとして産まれた少年バンザもまた幼少の頃に儀式の供物として左腕を捧げられた。 彼の両親はこの儀式を快く思わず供物はこれっきりにするようシャーマンに嘆願したが聞き入れられず、2度目の儀式の前にバンザを連れて集落から逃亡した。 それから十数 ...