あなたは、美しく甘い誘惑に、あらがうことができますか? 「ねえ、君。時間があるならちょっと付き合ってくれないかな?」 目の前の美しい美女に、突然声をかけられ目を白黒させていると、 ふわりと目元を緩ませ、美女がこう続ける。 「驚かせてごめんね…?でも、最近よく君のことを見かけて、気になっていたんだ」 「もし時間があるなら、ちょっとだけ私の話を聞いてくれないかな?」 柔らかく美しくおねだりしてくる美女に、逆らえずはずもなく、 冴えない30代になる俺は、ふらふらと美女の後をついていった。 そこで聞かされた話は、 ...