美人で、スタイルも良くて、優しくて、しっかり者で 俺を女手一つで支えてくれた、そんな母の存在は俺の誇りだった。 だが年を重ねるごとに、その魅力は『一人の女』への情欲へと変化していき、 親子という関係である事を疎ましく思う様になっていた。 そんな折、差出人不明の手紙が俺のもとに届く。 『その女はお前の母親ではない、死んだ父親の愛人である。』 手紙の内容を狼狽えながらも母は認め、 自分も両親から勘当されて天涯孤独の身だと言い、こう続けた。 「なんでもするから、貴方の面倒を最後まで見させて欲しい。」 なんでも… ...