◆全ては仕組まれたことだったー…◆ 行きつけの店で偶然出会った麗(れい)と和臣(かずおみ)。 他愛もない会話を重ねるうちに親しくなった二人は 互いの恋愛観も相まっていつしか肉体関係を持つようになる。 それから数ヶ月。 共に過ごすうちに和臣に惹かれ始めていた麗は 彼との不毛な関係に悩まされながらも それを終わらせることができずにいた。 その状況が一変したのは奇しくも麗の誕生日。 和臣から告げられたのは祝いの言葉などではなく… 「麗、君は俺の復讐の道具なんだよ」 困惑する麗が目にしたのは本性を現した和臣の姿だ ...