ナノマシンによる脳改造で人生観の変わった女学生が、伸び悩んでいる友人のアスリート少女を自主的に主人に『紹介』した話。 文字数は10,000〜11,000文字。 「最近のクミって、なんだか前以上に頭が良くなった感じがするなあ。わかりやすくて、ボクも助かるよ」 「それはそうよ。受験も近いんだもの」 「まだ早いだろ。ボクはまだ、ほとんど取り組んでないよ」 恭美子がにっこりと笑ったのを見て、芹奈はほうっと小さく溜息を吐いた。 頭が良くなっただけじゃなく、最近の彼女はなんというか、美人になった気がする。 「ボクなん ...