【ストーリー】 ‘女頭首の身柄を差し出せば、隊員の命は保証する’ 敵国は生贄として女頭首の身柄を要求した。 党首としての責任を背負う彼女が拒絶できるはずもなく、隊員たちの反対の声を強引に押し切り、その要求を飲んでしまうのだった。 かつて国境周辺を脅かす盗賊にすぎなかった敵国は、いまや国の存続を脅かす脅威となっていた。 蛮族。 侮蔑の感情を込めて彼らはそう呼ばれていた。 西の国境に作られた大壁を突破した蛮族たちは、あっという間に首都を制圧した。 いまやわずかに残った軍事組織が、各自ゲリラ的な抵抗を続けるしか ...