バブル遺産と化した廃墟のような温泉街、ただ一軒だけ明かりが灯るその旅館は、 「生えかけ少女」が接待してくれるという完全会員制の秘密の宿だった…! え?「何が」生えかけなのかって? お客さん、野暮なこたぁ聞くもんじゃありません。 ただ一つ言えることがあるとすりゃあ… 「生えかけは一瞬の輝き」だってことだけですよ。 さぁ、受付が済んだらどうぞ貸切温泉へ。 タオルと浴衣、縄と首輪は籠の中。 生えかけ少女は先にお風呂に入っております。 今宵はご自由にお使いくださいませ。 なんせ貸切ですから。どうぞ、ごゆっくり…。 ...