「ああ、分かってるよ。 いつだって、君は苛められた方が感じる。 そうだよな?」 ────────────────── <作品概要> 貴方の初恋の人は、幼馴染だった若林誠司。 けれど初恋が実ることはなく、彼とその兄は父の転勤に合わせて引っ越してしまった。 それから月日は流れ──。 すっかり大人になり、ある日の社内プロジェクトの会議後のこと。 不意に声を掛けられると、そこにはどこかで見覚えがある顔があった。 彼が『若林泰時』と名乗ると、貴方の脳裏に幼い頃の記憶が蘇ってくる。 一緒に遊んだ楽しさ、引っ越した後の ...