〜あらすじ〜 「おっじゃましまーす!」 日曜の朝、玄関からキラキラとした空気感と元気な声が聞こえてきた。 ああ、娘のともだちがきたのか。 もう少しゆっくりしたかったなと、ふと思いながら誰が開けたかわからない冬の日差しに俺は体を差し出した。 リビングに行くと娘のともだちがゲーム機をいじり、こちらへ体を向け 「おじさん、おはようございます!」と 屈託のない明るい笑顔で迎えてくれた。 おはよー、いい天気だね そんな挨拶をかわしキッチンへ行き、急須に茶の葉をいれた。最近はコーヒーより茶が身に染みる。 娘が友達と飲 ...