大学生・桐山悠は、漫画研究会に所属しているが、 サークルの空気になじめず、静かに漫画を読む日々を過ごしていた。 そんな中、明るい関西弁でサークルを盛り上げる紅一点・御堂はるか。 地味な見た目ながらも、その気さくさで男子たちの人気を集めていた。 ところがある日、悠は風俗街〈不苦覇羅(ふくはら)〉で、 まさかの‘夜の顔’を持つ彼女と鉢合わせしてしまう。 「このこと、みんなにバラさんでくれたら……特別に、いっぱい気持ちよくしたる(はーと)」 サークルでは見せない表情とテクニックに翻弄される―― ギャップ全開の彼 ...