マサシとリサは幼馴染み。リサの家族がマサシの家の隣に引っ越してきたのがきっかけで、そこからはもう何年も一緒だ。 互いの家に行き来するのも当たり前になっている二人は、家族のような兄弟のような、そんな関係が続いていた。 だが、実はリサもマサシもお互いのことを思い合っている、いわゆる「両片想い」だった。 リサは、今更素直に好きと言えず、一生懸命行動でアピールするが、鈍感なマサシは気づかない。 マサシ自身も、リサに対しての気持ちをうやむやにしたまま、毎日を悶々と過ごしていた。 だが、ある日 マサシの親友である森崎 ...