神埼紀子は平凡な家庭の、何処にでもいるような専業主婦だ。 毎日息子を見送って、家事をして・・・かわりばえのしない日々を過ごす。 ある日、息子の学校から電話がかかってきた。 級友を怪我させてしまったらしい。 門前払い覚悟で息子を連れて謝罪しに行くと、相手の父親である川口に家の中へ通された。 大したことはないと笑ってくれる川口。 子供達もすぐに仲直りし遊び始める。 それを横目に見ながら、会話を楽しむ紀子。 やがて、川口の妻が出産のために帰省していることを知った紀子は、川口家に通い家事を手伝うことを提案するのだ ...