あらすじ 1800年代日本。 病弱な妹、夏夜(かや)とその兄、冬夜(とうや)。二人はとある山奥にひっそりと暮らしていた。 冬夜は夏夜の病気を治すべく日々働き、治療のためにありとあらゆることをする。 全ては元気な未来の妹のために― 様々な滋養に満ちた食材を入れた鍋を食べた夜、夏夜の様子が変わってしまう。 生きる実感を得た彼女は、兄にこれまで伝えてこなかった思いを言葉と…体を使って伝え始める。 少し蒸し暑い夏の夜。蚊帳の中、二人きりの静かな世界。 血が交わる―。 【内容】 本編49ページ(グレースケール+トー ...