あらすじ 私立麗光女学院―― 少子化対策の一環として導入された「性教育実習」制度。 それは教師と生徒が一対一で、実践を通して性を学ぶという極めて特殊な授業だった。 剣道部の主将を務める月城サヤは、礼儀正しく責任感の強い生徒。 厳格な家庭で育ち、性を語ることすら禁じられてきた彼女にとって、この制度は受け入れがたいものだった。 「性行為は、愛し合う者だけがすべきです」 強い信念を持つ彼女は、最初の実習を断固拒絶する。 だが、制度を周りは当たり前のように受け入れている現実の中で、徐々に自らの理性が揺らぎ始める。 ...