■あらすじ ニートになってはや三ヶ月。 最低限食料の買い出しには外出するが、それ以外は家でじっと引きこもっていた。 以前は朝から晩まで働き詰めの生活を送っており、今は使う暇のなかった貯蓄を切り崩して生活を続けている。 そろそろ買い出しに行かないとなぁっと、玄関へ向かっていたところ、ちょうどチャイムの音が鳴り響いた。 「あれ、何かネットで頼んだっけ?」 宅配便でもきたのだろうとドアをあけると、そこには小柄な少女の姿があった。 「やっほー」 「えっ、和姉?」 俺よりも頭ひとつ小さな彼女の名は、尼崎和美。 母の ...