【あらすじ】 クミは、今日も残業で疲れた体を引きずるようにして、薄暗い路地を歩いていた。 彼女の細い肩にかかる黒髪が、街灯に照らされ、艶やかに揺れる。 その髪の隙間から覗く、大きな瞳を縁取るのは、知的な雰囲気を醸し出す黒縁の眼鏡。 その眼鏡の奥に、秘めた欲望を隠し持つ、24歳のOL、倉田クミである。 クミは、都内のIT企業で事務職として働いていた。 仕事はそれなりに忙しく、時には残業も多かったが、クミは真面目に、そして効率的に仕事をこなす優秀な社員だった。 しかし、そんな彼女にも、人には言えない秘密があっ ...