魔物の群れに苦戦を強いられ、全滅の危機に瀕した勇者一行。 魔法使いの少女は死亡した仲間の棺桶を連れ、辛くも逃げ延びる事に成功したが残りの同行者とはぐれてしまう。 なんとか町にたどり着く事は出来たもののその懐事情は厳しく、 蘇生させるための費用など残っていなかった。 そして、彼女は思い出す。 自分の武器は決して魔力だけでない事を。 覚悟を決め、満足そうにカジノから出てきた一人の男に声をかける。 「私を買わない?」 しかし、その男の心には情欲だけではない何かが湧き上がっていた。 彼女が声をかけた男は彼女自身が ...