夏の暑さに心が溶け合う───。 開放的な閉鎖空間。あたり一面人影はなく、はるか遠くの景色が毎日飽きずにこちらを見ている。 そんな悠久の時の流れから逃げるように、真夏の太陽の下で若さゆえの衝動を抑えられるわけもなく発散させる。 本当になにもやることがない田舎の午後、やることがないのでヤるしかない。 濃い影が落ちる昼下がり。汗を拭うことはとうの昔に諦めて、心と時間の隙間を夢中で埋める毎日。 冷めた表情の裏にはむき出しの性欲が顔を覗く。 今回はとにかく水をかぶったようにまとわりつき溢れ落ちる「汗」をテーマにしま ...