◆物語 不夜城の事変から数年… 各地の争乱は未だ絶えずして終わりなき戦いの日が続いていた。 だが、暗闇に差す一条の光が如くこの乱世に終止符を打つ男が現れる。 その者、性暴虐にして血を好み、屍の山に座して髑髏の杯で酒を呑む。 皆恐れ慄きてその名を口にすること能わず。 ただ伏して神仏に祈るばかり也。 神の名を曰く、第六天魔王―― 幼き日、戦巫女に命を救われたホノカは、自身も戦巫女を目指して修行をしていた。 しかし、受け継ぐはずだった式神の一体が盗まれてしまい取り戻す旅に出ることに。 その先に待ち構える運命も知 ...