草木も眠る丑三つ時。 ただ静かな月の光だけが闇夜に浮かぶ女の姿を照らしていた。 女の名は不知火舞。 不知火流忍術の使い手にして露出過多な忍装束が特徴的なくノ一である。 忍びたるもの、常に修練を怠ってはならない。 普段はその豊満な乳房を揺らせながら放り出しまくる妖艶な彼女であるが、 このように時折ひとり修練を積む真面目な一面もある。 そのため、今日も知る人ぞ知る忍びの森にやってきたのであった。 ところがこの夜、舞は闇の中に無数の妖しい気配を感じていた。 もちろんそれは野生動物などの類ではない。 それでいて殺 ...