■ストーリー 「昨日…放課後、変なモノを見たの…。」 ぼくの幼馴染の九重美涼(ここのえみすず)は、そう切り出した。 話を聞くところによると、昨日の放課後、日も暮れたころ、美涼と友人は不審な影を見かけたという…。 そして、怪しんだ美涼たちは、その影を追いかけたが、途中で見失ったというのだ。 まあ、なんともオチのない話である。 …最初はそう思っていた。 だが…、あのときに気づくべきだったのだ。 恐ろしい体験がすでに始まっていたということに… ■登場人物 ・赤城恭次(あかぎ・きょうじ) この物語の主人公。謎の人 ...