────────────────── 母と弟が姿を消してから、素行の悪い父との生活が始まった。 自立できるようになったら、家を出よう──。 そんな貴方の儚い願いさえも、父によって潰されてしまう。 父と仲の良い社長が経営する警備会社の寮へ放り込まれ、 酒癖の悪い同僚に、暴力を受ける日々が続いた。 いつしか警備現場の静寂が、貴方にとっての安らぎとなっていた。 そんなある時、貴方はとある宗教団体が運営する神社の警備の案件に配属される。 そして、不気味だからと押し付けられた祠周辺の警備で――美しい神主と出会った。 ...