「可愛すぎて願いを叶えてしまいたくなるじゃないか」 ────────────────── 幼い頃に母親を亡くした貴方は、父に育てられてきた。 会社経営の傍ら、何不自由なく大学にまで進学させてくれた。 ──しかし、父が何者かに殺され貴方は天涯孤独になってしまう。 訃報を知らせてくれた父の部下も、詳しいことは分からないという。 知ってどうなるわけでもないが、父の死の真相を知りたい。 だが、一介の女子大生にそんな力があるわけもなく。 雨の中で途方に暮れている貴方の前には、1軒のバーが佇んでいた──。 ───── ...