〜作品情報〜 それは満月の綺麗な夜。 いつものように自宅への帰り道を歩いていて、路地裏の近道を通り抜けようとしたときのこと。 目を奪われたのは暗闇の中で怪しく光る赤眼と、血で濡れた口元から覗く小さな牙。 そして地面には干からびたミイラのようなものが転がっていた。 「あーあ、見られちゃった」 「こんばんは、お兄さん。こんなところで何してるの?」 その場に漂う不穏な空気とは裏腹に、少女は無邪気な笑顔を浮かべていた。 これが彼女との出会いで、全ての始まりだった??。 ---------------------- ...