「女に生まれたら、人生が終わる里があるらしい」 暇そうに手に持っていた、ボールペンをくるくる回しながら、眉唾ものの都市伝説を漁る日々。フリーライターとして仕事をしているが、全く芽が出ない自分には、こんなしょうもない企画しか回ってこない……。 軽くそんなことに絶望しながら、それでも日々の糧を得るために、最低限の裏取りや実際にモチーフになっている村について調べていくと……。なんと、実在する村に似た風習がいま だに根付いている土地を偶然見つけてしまった。 「これは、スクープになるかもしれない…!」にわかに浮足立 ...