◆あらすじ 「私はどんな時も必ず若様をお守りします。 どんな屈強な男が相手だろうと私は負けません。」 時は戦乱の世。城主の息子の護衛を務めるくノ一がいた。 名は霧之(きりの)ゆきの。 気質は優しく穏やかだが武芸の指南役を務めるほど腕は強かった。 女だとあなどられ、いわれのない非難を受けようとも その実力で周囲を黙らせてきた不屈の心を持つ。 どんな屈強な男にも負けまいと 日頃から心技体を磨く真面目で主君に忠実な女忍び。 しかし、その立場を奪い取らんと陰の者が密かに迫っていた。 忍び寄る陰謀、霧之の誇り、主従 ...