転校生の島崎ひよりちゃんの可憐さに心を奪われてしまった。 仲良しになって学園生活を謳歌したい。が、父親が神父であること以外に特徴がない俺なのであった。 甘い青春など望めない。せめて想像の中でひよりちゃんと戯れ、自らを慰める日々を送っていた。 ところがそんなある日、霊に憑かれているかもしれないと彼女の方から頼られて… 教会だから悪魔払いが専門だが、そんなことにかまっていられない。 俺は一世一代の集中力で彼女を霊視、生き霊による憑依を確認した。 「助けて山田くん!」 嫉妬をさせて霊の隙を突くため、近づくふたり ...