田舎の男子校へ通ってた頃、人里離れた山道を歩いて、 ローカル線の駅へと乗り継いで通った。 時代は’90年代。まだスマホやインターネットも普及する前の時代。 3年生の夏休み明け、地元の進学校の女子校らしき制服を着た女子と、 帰宅時に会うことが多くなった。 なんせ田舎道だと人通りもなく、会ったら挨拶くらいしないとならない。 そんなこと繰り返してたら、いつのまにか一緒に帰ることが増えた。 男子ばかりの生活で、俺なんか絶対一生相手にされないレベルの、 知性と品性ある、めっちゃ可愛い子だった。 この下校時間が天国だ ...