最寄り駅からもだいぶ車を走らせないといけないような現代の秘境。 そこで僕たちは生まれ、物心がつくまえに出会った。 奇跡的に同年代となった彼女は当たり前のように僕の許嫁として認識され、僕と彼女もそれを受け入れてきた。なにせお互いを除くと5つ上とか8つ下とかまでいかないと他の候補が出てこないのだ。 下手すると、ふつうに仕事をしている両親よりも共に暮らしてきた人生のパートナー。 そんな彼女はひじょうに飽きっぽかったが、こんなド田舎にろくな娯楽はなくて。 いろいろと新しい遊びを探しているうちにどちらが言い出したの ...