純粋な信仰と高潔な道徳性をもつ修道女、栗原寿弥佳。 一見、模範的に見える彼女の内奥は淫虐の性悦で女体を灼かれていた。 倒錯のエロスの世界に浸り、その悦びを躰で味わっている彼女のもとに突然、天の声(ヴォア・セレスト)が訪れ、彼女は遠い記憶の彼方へと誘われてしまう。 そこで広がる光景には、一人の女性が縛られ、責められ、辱められる姿があった! さらに信じられないことに、その女性は自分とうりふたつの姿をしていたのだった… ―この物語はかつて一修道女であった栗原寿弥佳氏が、町の安全を守る聖女仮面、女蕊真珠に至るまで ...