全裸のまま近くのコンビニに出かける権利を求めて闘った一人のヌーディストがいた。 男性はそれを止めなかった。応援すらした。 女性は──社会的に活動するタイプの女性は賛否に別れた結果、相殺されていた。 そして小さな勝利を勝ち取った裸族はまた次の権利を求めて闘い続け、やがて当たり前のように全裸のまま公共の場所を歩き回れるようになった。素っ裸のまま働けるようになったのだった。 ちょうど技術の進歩によって、裸足のまま外出しても傷つかない、裸のまま雨にうたれても凍えないようにする商品が売り出されたのはまるで時代が裸族 ...