それは秘められた契約の刻印 あれから一か月――。 淫紋に刻まれた力は、彼女たちの心と身体を深く侵食していた。 抗う意思は次第に薄れ、その熱と快楽に支配され、かつての彼女たちは徐々に影を潜めていく。 ・二乃 自信に満ちていた二乃は、その誇り高さごと淫紋に絡め取られていった。 「…こんな私も、悪くないでしょ?」 快楽に浸る瞳には、もはや抗う意思は残されていない。 ・五月 純粋だった五月もまた、その清らかさを淫紋に歪められていた。 「これが私のすべてなら…もういいのかも…」 微笑む彼女の中には、新たな自我が芽生 ...