◇あらすじ 幼馴染の‘間下咲彩’。 彼女は、ちょっとした特徴がある。 小さい頃から前髪を伸ばしており素顔が伺えない。 俺ですら一度も素顔を見た事ないのだ。 しかもその容姿の上に引っ込み思案な性格。 その上、俺以外とは殆ど会話もしない依存体質。 それらをどうにかしたいと考えた俺は、 「前髪を切ってみたらどうだ? 見た目を変えるのも重要だぞ」 と、毎度提案するも、 「……それは、やだ。だって、恥ずかしいもん……」 と、ことごとく一蹴されてしまう。 そんなある日、二人で下校していると……突然の大雨に見舞われる。 ...