『私はずっと、自分がつまらない人間だと思ってきた……』 つまらない人間である私は、目立ったりするような存在ではないし、するべきでないと思ってきた。 だから、私は周りから浮かないような適度な社交性を持ち、特定のイメージがつかないように趣味も浅く広く、そして勉強も運動も程々にこなしてきた。 その結果が優等生という称号だったが、周囲に褒められても、私がつまらない人間であるという思いは消えることがなかった。 だが、ある時目撃した光景が私に変化を与えた。 帰り道に通った公園で目撃した、私は露出プレイをする人々。 彼 ...