★購読者様のご声援を受けまして 続編「夜想曲は雨音が奏でる。」が発売されました。 続編は(こちら) しとしとと降る長雨。 それは悲劇――あるいは幸福の始まりを密やかに告げていた。 音楽家という夢を追い、有名な学校に入るため都会で一人暮らしを始めた少女が一人、雨の中傘もささずに帰路についている。 時折後ろを振り返り、誰もいないことを確認する少女。 (…やっぱり気のせいだったのかな) 近頃、帰り道で背後に人の気配を感じることがあり――しかし姿は確認できず、不安に思っていたのだった。 そうこうしているうちにマン ...