亡くなったうちの婆ちゃんはキノコ採りの名人だった。 その代打として、家族同然の付き合いをしてきた旅館に頼み込まれて秋になるとキノコを採りにいくことになった俺。しかし、婆ちゃんが長年の経験で知っていた秘密の採取スポットなどを受け継いだわけではないので、趣味でキノコを採りにきたふつうの人くらいの結果しか出せず……。 途方に暮れていた俺はこの土地で信仰されているお狐様に誘われ、秘密のトレードを行うことになる。 それはお狐様の集めた山のキノコと俺のキノコ汁をトレードするエッチなものだった。 変化の術を使って毎回異 ...